Switchとプロジェクターの繋げ方｜おすすめ商品・繋がらないときの対処法も

任天堂から発売されている「Nintendo Switch（ニンテンドースイッチ）」。さまざまなゲームがプレイできて、お子様から大人の方まで大人気です。ゲームによっては、「より大きな画面でプレイしたい」と思う方も多くいます。

大きな画面でプレイする方法として、テレビに映して大画面にする方法もあります。しかし、もっと大きな画面でゲームできるのがプロジェクターでの投影です。プロジェクターがあれば、家族や友人など大人数で楽しむゲームがさらに盛り上がります。

今回はNintendo Switchをプロジェクターに接続する方法や、Switch対応のプロジェクターの選び方を紹介します。おすすめのプロジェクター・遅延対策・うまく繋がらないときの確認ポイントなども紹介するので、購入の際はぜひ参考にしてください。

switchは本体画面、もしくはテレビやモニターに繋いでの使用が一般的ですが、プロジェクターの使用も可能です。メリットとデメリットを紹介するので、ゲーム用プロジェクターの購入を迷っている方は参考にしてください。

プロジェクターのメリットは、迫力あるゲームがプレイできること。プロジェクターで投影された大画面の映像はゲームの世界に入り込んだような臨場感が味わえます。1人で楽しむのはもちろん、大人数で画面を共有しても盛り上がること間違いありません。

またテレビやモニターがなくても白い壁さえあれば、どこでも投影でき、本体のコンパクトさも魅力です。

プロジェクターのデメリットは、テレビやモニターに比べて起動や応答に時間かかる場合があること。電源を入れて映像が表示されるまで時間がかかったり、受信した信号が映像になるまでにわずかなタイムラグが起こるためFPSなどのスピード感を重視したいゲームには向きません。

また、明るい部屋では映像が見づらいため、昼間は遮光カーテンを閉める必要がある点も注意しましょう。

Switchをプロジェクターで接続するためには以下のものを用意しましょう。

• Nintendo Switch
• Nintendo SwitchのドックもしくはtypeCからHDMIへの変換ケーブル
• Nintendo Switchの電源ケーブル
• プロジェクター
• HDMIケーブル

スピーカーも接続したい場合は、以下の2つも必要です。

• スピーカーケーブル
• スピーカー

Switchとプロジェクターを接続するためには、HDMIケーブルが必要です。そのため、使いたいプロジェクターにHDMI端子があるかを事前に確認してください。ただし、古いプロジェクターを除いてほとんどの一般的なプロジェクターにはHDMI端子が搭載されています。

Switchとプロジェクターを接続する手順は、以下の通りです。

1. Nintendo SwitchのドックにSwitchをセットする／または、typeCからHDMIへの変換ケーブルをSwitchに接続する
2. プロジェクター本体の電源アダプターを接続し、スイッチを入れる
3. プロジェクターにHDMIケーブルを接続する
4. ドッグまたは変換ケーブルにHDMIケーブルを接続する
5. Switchの電源アダプターを接続してコンセントに繋ぐ
6. プロジェクターを映したい位置にセットし、Switch本体の電源を入れる

外付けでスピーカーを接続したい場合はSwitch本体とスピーカーを接続します。Switch本体の上部にイヤホンジャックがあります。スピーカーケーブルを使って、本体のイヤホンジャックとスピーカーのイヤホンジャックを接続します。スピーカー本体の電源を入れて、音声が流れれば接続は完了です。

プロジェクターに映せるのは「Nintendo Switch」のみです。携帯用の「Nintendo Switch Lite」は映せません。 Switch Liteは外部出力できない仕様のため、プロジェクターはもちろん、テレビの接続もできません。これからSwitchを購入予定の方は注意してください。

SwitchはBluetoothでの接続には対応していません。そのため、基本的には無線での接続は難しいです。ワイヤレス HDMI 送受信機器を使用できる場合もありますが、接続が不安定になるため、おすすめできません。無線での接続に関しては、以下の公式ページを確認してください。

プロジェクターの中には、ゲームモードが搭載されているものがあります。ゲームモードを使用すると、プロジェクターの画面に反映されるまでの遅延を減らせます。ラグが少なくなるためゲームがプレイしやすくなり、格闘ゲームなどをする方におすすめです。画質がよくなる場合もあるので、購入前に仕様を確認してください。

プロジェクターの解像度は、フルHDがおすすめです。Switch本体の液晶の解像度はHDですが、HDMIで出力するとフルHDの高画質で表示されるからです。画質のよさを大画面で楽しめます。

また、映像の明るさを表す輝度や、明るいところと暗いところの差を表すコントラスト比などの確認も大切です。以下の記事では、コントラスト比について詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

投射距離とは、映像を映す際に必要な壁とプロジェクターとの距離を意味します。この距離が長いタイプのプロジェクターは広い部屋での投影に適しており、小さめの部屋には適さない場合があります。購入の際には投射距離を確認してください。

小さめの部屋に住んでいる場合は、短焦点タイプのプロジェクターがおすすめです。短焦点プロジェクターについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

購入の際に必ず確認が必要なのが投影方法です。先ほど紹介した接続方法ではHDMIケーブルで接続しています。ほとんどのプロジェクターがHDMI接続に対応していますが、非対応の場合もあります。そのほかの接続方法もありますが、画質が落ちる場合が多いので購入前によく確認してください。

プロジェクターには冷却ファンがついています。これは、プロジェクターが稼働しているときの放熱を和らげるためのものですが、ゲームの際の雑音にもなりかねません。静音モードのついているプロジェクターなら、雑音が少ない状態で使用できます。

ゲームモードについての部分でも触れましたが、入力からのラグが少ないものがおすすめです。動きの速い格闘ゲームやFPSなどをプレイする場合には、遅延対策が施されているかどうかも確認してください。よりノンストレスでゲームを楽しめます。

天井にプロジェクターの画面を投影したい場合は、縦向きに設置しても安定する形かどうかを確認しましょう。最近は、天井に投影する場合を考慮したモデルも登場しています。縦横のバランスがいいもの・レンズを上向きにできるもの・縦置きにしやすいように設計されているものなどがおすすめです。

考えられる原因の1つに、HDMIケーブルの断線があります。断線とはケーブルそのものが内部で切れている現象です。他の部分がすべて正しく接続できているのに映像が映らない場合は、断線している可能性が高いです。PCなどの他の機器と接続したり、TVなどの他の投影機器と接続したりしても映らないときは、HDMIケーブルを交換してください。

プロジェクターによっては、HDMIケーブルだけでなく他の端子でも接続できるものや、HDMIケーブルを2本差せるものがあります。この場合、接続されている端子と投影設定しているチャンネルが異なっていると、黒い画面が映る場合があります。どのチャンネルに設定されているか確認してください。

Nintendo Switchのドックを利用して接続している場合や、HDMIの変換ケーブルを利用して接続している場合に確認が必要な項目です。電源アダプターがきちんと差し込まれていない状態では、プロジェクターから映像が投影されません。見落としがちなポイントなので改めて確認してください。

上記の項目を確認してもプロジェクターから映像が投影されない場合は、Nintendoのホームページに記載されているQ＆Aも活用してください。また、プロジェクター本体に問題のある可能性もあるので、取扱説明書やメーカーのホームページも確認してください。

プロジェクターは光によって投影された映像を見るため、スマホやテレビのような本体が発行する機器に比べ、目の負担は少ないと言われています。しかし、長時間プレイは目が疲れますし、眼精疲労が視力の低下につながる場合があります。

長時間プレイしたい際は、こまめな休憩が大切です。また、映像の迫力は出ますが、スクリーンと適度な距離をとり、夜は必ず電気をつけて明るい部屋でプレイすると視力低下が予防できます。

今回はSwitchとプロジェクターのつなぎ方を紹介しました。ゲームモードや低遅延タイプがあるプロジェクター・スピーカーなどを使用することにより迫力ある画面と音声でswitchのゲームを楽しめます。正しい接続方法で、大画面のプロジェクターでゲームをプレイしてください。