プロジェクターでAmazonプライムを見る方法｜おすすめプロジェクター11選

有料のAmazonプライム会員(年会費4,900円・月間プラン500円：税込)になると、Amazonプライム・ビデオ(アマプラ)の映画・ドラマ・バラエティなどの動画を見放題で楽しめます。プロジェクターの大画面でプライム・ビデオの映画やドラマを観賞できたら、より一層楽しめるのになんて思いませんか？

実は低価格なプロジェクターの選択肢は増えていて、大画面は身近なものになっています。しかし、「お客様のデバイスはhdcpコンテンツ保護基準を満たしていないため再生できません」と出てプロジェクターと再生機器の組み合わせや再生方法によっては視聴できない場合もあります。

この記事では、プライム・ビデオをプロジェクターで見る方法や見れない・音出ない・映らない理由などについてまとめました。カベーニやAnkerのNebula Capsuleなどおすすめのプロジェクターも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

Amazonプライム会員になると、「Amazonプライム・ビデオ」「プライム・ミュージック」「プライム・リーディング」「通信販売の送料無料」「プライムデーセールの利用」など、さまざまなサービスを受けられます。このサービスの多様さが、他の動画配信サービスにはない大きな魅力です。

始まりは、「通販のAmazon Prime対象商品の送料が無料になる」というサービスでした。宅配便のお急ぎ便や日時指定配達サービスを無料で利用できます。月に1度以上アマゾンの通販を利用する人は、送料無料の特典だけで会費の元がとれますよ。

約200万曲聴き放題のプライム・ミュージックや、電子書籍や雑誌を無料で読めるプライムリーディング、Kindle本が月1冊無料など、動画配信以外のコンテンツサービスが充実しているのも魅力です。Amazon Photosという、写真をクラウドに容量無制限で保存できるサービスも利用できます。

Fire TV Stickは、アマゾン製だけあってAmazonプライム・ビデオの視聴が快適にできるデバイスです。手軽でコストパフォーマンスが高いのでおすすめです。コンパクトなメディアプレーヤーなので、プロジェクターと組み合わせて利用するのに適しています。

Fire TV StickをプロジェクターのHDMI入力に接続し、USBケーブルを電源アダプターにつなぎます。Wi-Fi設定をして、プライム・ビデオのアプリを起動すれば利用可能です。Bluetoothヘッドホン対応で、深夜でもヘッドホンで楽しめます。

別売りのアダプターを利用すれば有線LANでの利用も可能です。付属のAlexa対応音声認識リモコンで音声で操作ができ、快適に視聴できます。加えて、NetflixやYou Tubeなどにも対応している点もポイントです。

パソコン・スマホ・ゲーム機・メディアプレーヤーなどをHDMIケーブルでプロジェクターに接続してプライム・ビデオを視聴できます。スマホ・タブレットの場合は、HDMIケーブルを接続するためのアダプターが必要です。HDMIへの変換アダプターが規格外のものだと、著作権保護の理由から視聴できません。

Chromecast・Chromecast Ultraは、スマホ・タブレットからキャストする仕組みなのでスマホ・タブレットが別に必要になります。新型のChromecast with Google TVの場合は単体での再生が可能です。

Windows PCでは専用のアプリあるいはブラウザで視聴できます。Macの場合はブラウザを利用し、ゲーム機やメディアプレーヤーの場合は、専用のアプリを利用して視聴します。Amazonプライム・ビデオの視聴に対応している主な機器は下記の通りです。

• Windows PC・Mac・Linux PC　など
• スマホ・タブレット(iOS・Android)
• PS3・PS4・PS5
• Xbox One・Xbox Series X/S
• Apple TV・Apple TV 4K　など
• Chromecast with Google TV・(Chromecast・Chromecast Ultra)

各機種の視聴方法は以下の表の通りです。

プロジェクターには、Android TVなどのOS(オペレーティングシステム)を搭載しているものがあります。CPU・OSを搭載した「スマートなプロジェクター」の場合は、Amazonプライム・ビデオのアプリをインストールして利用可能です。

なお、Android TVを搭載していても、アプリでプライム・ビデオを視聴できない場合があります。プロジェクターメーカーの独自のアプリと組み合わせてプライム・ビデオのアプリを利用できるようにしているプロジェクターもあります。プロジェクターの購入前に、内蔵アプリでプライム・ビデオを視聴できるかどうか確認しましょう。

Wi-Fi機能搭載のプロジェクターがAirPlayやキャストに対応している場合は、スマホ(iPhone)やタブレットのAmazonプライム・ビデオのアプリからプロジェクターに投影可能です。プロジェクターをスマホやタブレットと同じWi-Fiネットワークに接続するとAirPlayやキャストでの再生ができます。

Wi-Fi搭載のプロジェクターに対して、スマホやタブレットの画面をミラーリングできる場合が多いです。しかし、著作権保護の理由からWi-Fiミラーリングではプライム・ビデオをプロジェクターで再生できない場合があります。画面ミラーリングとアプリからのAirPlayやキャストでの再生は別ものです。

iPhone・iPadでミラーリングしながらプライム・ビデオのアプリで再生を始めるとアプリからのAirPlayに切り替わります。なお、OSやアプリのバージョンによって動作は異なる場合があります。以下の記事では、Wi-Fi機能搭載プロジェクターを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

プロジェクターでAmazonプライム・ビデオを見るさまざまな方法をご紹介してきました。最後に、プロジェクターをすでにお持ちの方、プロジェクターをお持ちでない方の2パターンに分けて確実にAmazonプライム・ビデオ見る方法について説明します。

すでにプロジェクターをお持ちの方は、「Fire TV Stick」を購入して視聴するのがおすすめです。「Fire TV Stick」は5000円前後で購入できるため、新たにAmazonプライム対応のプロジェクターを購入するよりお得。ただし、プロジェクターはHDMI入力に対応している必要があります。

プロジェクターをお持ちでない方は、Amazonプライム・ビデオに対応したプロジェクターを購入するのがおすすめです。別途「Fire TV Stick」などを購入する必要がありません。5万円～10万円台で購入できます。

スマホやタブレットをHDMIケーブルでプロジェクターに接続した場合にAmazonプライム・ビデオを視聴できない場合があります。視聴できない理由は、HDCP(高帯域幅デジタルコンテンツ保護)の問題である場合が多いです。

プライム・ビデオのコンテンツは、不正コピーを防ぐDRM(デジタル著作権管理)の仕組みで保護されています。HDCPに適合していないHDMIアダプターなどを利用している場合には、コンテンツ保護の基準を満たしていないため視聴できません。なお、アンドロイドのスマホは、そもそもHDMIケーブルでの接続に対応していない機種があるので事前に確認してください。

iPhoneなどでApple純正のDigital AV Adapter以外のHDMI変換アダプターを利用している場合、プロジェクターでプライム・ビデオを視聴できない場合があります。アンドロイドのスマホの場合はMHL-HDMI変換アダプターなどを利用しますが、この場合もアダプターによって視聴できない場合があります。

CPU・OSを搭載しているスマートプロジェクターには、GoogleのAndroid TVなどが採用されています。OSを搭載したプロジェクターで、YouTubeのアプリは利用できるのにAmazonプライム・ビデオのアプリが利用できない場合もあります。

プロジェクターにプライム・ビデオのアプリをインストールできない場合やアプリをインストールできても視聴できない場合は、Fire TV Stickのような再生機器を利用しましょう。

Wi-Fi接続でスマホやタブレットの画面をプロジェクターに映しだす画面ミラーリング機能がおすすめです。ミラーリング非対応のプロジェクターの場合は、Apple TVやChromecastなどの機器を利用すればミラーリングが可能です。

しかし、Wi-Fiミラーリングができていても、Amazonプライム・ビデオの再生画面をプロジェクターに映せない場合があります。また、動画がスマホ・タブレットで再生されて、プロジェクターでは音声のみの再生の場合もあります。

そのようなときは、ミラーリングではなく、スマホやタブレットのプライム・ビデオのアプリからのAirPlayやキャストであれば視聴できる場合が多いです。アプリからのキャストの場合、スマホ・タブレットの画面は、動画の一時停止などの操作画面として利用する形になります。

Amazonプライムの視聴にはWi-Fi環境が必須ですが、そのWi-Fiが不安定な場合、Amazonプライムを見れない・途中で動画が止まってしまうといったトラブルが起きやすいです。プロジェクターをWi-Fiが安定している場所に移動させるか、可能であれば有線LAN接続に切り替えて対応しましょう。

プロジェクターがドルビーの5.1ch音声に対応していないと、音が出ない場合があります。Amazonプライム・ビデオは、メディアプレーヤーなどの再生向けに5.1ch音声を配信しています。再生機器やプロジェクターの音声の設定を変更しましょう。

なお、パソコンやiPhone・iPad向けにはドルビー5.1ch音声が配信されていないので音が出ないのは別の理由です。音声の設定以外の理由で音が出ない場合は、接続コードなどを確認しましょう。HDMIケーブルを交換すると音が出る場合もあります。

手軽にプロジェクターを使い始めたい方は、設定いらずのAladdinがおすすめです。Aladdin X(アラジン エックス)なら最初からAmazonプライム・ビデオに対応しています。また、部屋をおしゃれに照らせるスマートライト機能を搭載し、寝室で大活躍するポータブルなAladdin Vase(アラジン ベース)もあります。

iPhoneなどのデバイスからミラーリングしよとしたときに「HDCPコンテンツ保護基準を満たしていないため再生できません」という表示される場合があります。Prime VideoはコンテンツによってはHDCP1.4・HDCP2.2などを利用要件としているので、テレビやケーブルがこれに対応していないとミラーリングできません。

ここでは、Amazonプライム・ビデオに対応したおすすめメーカーをご紹介します。いずれも高い評価を得ているメーカーなので、実際に購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

アンカーは2011年に創業し、プロジェクターブランド「Nebula」などを世界100カ国に展開する、ハードウェアメーカーです。また、最大100インチの映像出力と360°スピーカーを搭載し、サイズもコンパクトで持ち歩きやすい「Nebula Capsule」をはじめとして、さまざまならモバイルプロジェクターやホームプロジェクターなどを発売しています。

カベーニは小型のプロジェクターを2種類発売しています。 どちらも持ち運び簡単で、スマホサイズなタイプと本格的なプロジェクタータイプから選べます。いずれの製品も、小型なのでキャンプなど、どこにでも持ち運べるのがメリットです。Amazonプライム・ビデオのほかに、YouTube・Netflixも内蔵ですぐ楽しめます。

スマホ対応プロジェクターとデザリング機能付きのスマホがあれば、自宅にWi-Fi環境がなくてもAmazonプライム・ビデオは見られます。ただし、デザリングはキャリアによって有料の場合があるので事前に確認してください。

プロジェクターによっては、Bluetoothスピーカーとして利用できるものがあります。スマホ・タブレット・パソコンなどを利用して、Amazonプライム会員の特典であるプライム・ミュージックをプロジェクターのスピーカーで楽しむのもおすすめです。

Fire TV Stickをプロジェクターに接続してプライム・ミュージックを聴く方法もあります。あるいは、Chromecast端末などを利用してスマホ・タブレットのアプリからキャストして聴くのもできます。

スマホ・タブレットの画面をミラーリングすると、カラオケの画面のように歌詞をプロジェクターで見るなどの使い方もできますよ。歌詞を見ながら、みんなで歌うのも可能です。プライム・ビデオだけでなく、約200万曲が聴き放題のプライム・ミュージックも楽しみましょう。

最近、低価格プロジェクターの種類が増えていて、おうちシアター実現のハードルは格段に低くなっています。プロジェクターで映画・ドラマ・アニメなどを楽しむのは、もはや夢ではなくなりました。自分のライフスタイルに合ったプロジェクターを見つけて、迫力の大画面でAmazonプライム・ビデオを存分に楽しみましょう。