【黒板モード】教員向けプロジェクターの人気おすすめランキング｜天井に設置できる！安い製品も

ICT授業の導入が進む昨今、授業でプロジェクターを導入したいと考えている教員の方は多いのではないでしょうか。なかには黒板モードが搭載された機種もあり、黒板に映された画面に直接書き込めて便利です。明るい教室内でもはっきりと見えるので、授業でプロジェクターを使用すると、より充実した授業を行えます。

しかし、いざ購入しようと思っても、どのようなプロジェクターがあるのか、どのようなポイントに注目して選べばいいのかなど、わからないことが多くて躊躇していませんか。

この記事では、授業でプロジェクターを使うメリットや便利な機能、プロジェクターの選び方などを解説します。また、安い商品・おすすめ商品を紹介していきます。ぜひ最後まで読んでいただき、参考にしてください。

これまでのスライド授業は、パソコンを使ってパワーポイントを作成したり資料をスキャンして映したりと、事前準備が大変な割りに生徒が飽きてしまいやすく、一方的に説明して終わりということが多く見られました。

しかし最新のプロジェクターを使った授業なら、小さな画像も拡大表示されるので簡単に焦点化できます。また、既存の教材をそのまま使えるので準備に時間がかかりません。さらに、投影されたブルーレイやDVD、デジタルカメラなど大きな映像の上から電子ペンで書き込めるプロジェクターもあるので、生徒が参加できる魅力的な授業になります。

ICT機器を使った視覚的な授業は、直感で内容が伝わりやすい次世代の教育ツールです。使い方もパソコンより感覚的で忙しい教員の手間を取らないため授業への導入をしやすく、デジタルに慣れた子供もすぐに溶け込めるでしょう。

黒板をスクリーンにできるタイプのプロジェクターは、投影場所を別に用意する必要がありません。しかも高ルーメンで映されるため、明るい教室でもはっきり鮮やかに見られます。また、湾曲のある黒板でもまっすぐに補正され、歪みのない最適化された画面にしてくれます。

黒板は広く、複数のウィンドウを使いたい場合もありますね。そんなシーンでも画面分割機能を使えば、パソコンのように複数のウィンドウを表示し、それぞれを指でスライドさせて整理するのも可能です。半分を板書、もう半分を投影とすることもでき、大きな黒板をこれまでとは違った方法で活用できます。

前面の暗い黒板が鮮やかで明るい映像スクリーンになるだけで、授業に興味が持てなかった生徒へも感覚的に授業内容を訴えられます。

プロジェクターを授業で使うメリットのもう1つは電子黒板機能です。これまで先生も生徒も黒板にはチョークで書き込んでいましたが、プロジェクターで黒板に映された画面には、専用ペンで加筆できます。ダストアレルギーなどの教員には、チョークの粉がかからないので嬉しいデバイスです。

さらにスクリーン上のツールバーから、ズーム、回転、一時停止などの操作が可能。電子黒板は扱いが簡単で、デジタルとアナログが融合した板書ができます。また、板書したものをそのままクラウドへアップも可能なので、教員や生徒全員とシェアするのも簡単です。

教室ではプロジェクターを置く場所に困りますが、天井に金具で固定できるタイプがあります。天井用は省スペースに収まるため位置調整がしやすく、短焦点機能によりピント合わせも自動で行ってくれます。

天井にプロジェクターを設置して黒板をスクリーンにすれば、授業のために大きな機器を用意する必要がありません。教員はこれまで以上に授業内容そのものに時間をかけられるので、より指導が充実します。

短焦点プロジェクターとは、短い距離でもしっかりピントを合わせて大画面での映像をきれいに映すことができる商品です。

これまでのスライド機器はスクリーンとの距離が十分ないとピントが合わず、ボケた映像になることが多かったのですが、最新の短焦点機能により1m程度でもくっきり鮮やかに映すことができます。

短焦点プロジェクターはこれまで難しかった狭い部屋での視覚授業を可能にするため、少人数を小部屋で集中して指導することができます。このように、プロジェクターはアイデア次第でさまざまな指導方法ができる新しいデバイスです。

ここからはプロジェクターを選ぶ上で、前提知識を解説します。編集部では実際にプロジェクターを購入した225名を対象に、アンケートを行いました。

「（プロジェクターの）購入自体を後悔したことあるか」に対して、全体の約7割にあたる153名が後悔してないと回答する結果に。

逆に「後悔した」と考えている3割程度の方の多くは「使用頻度の低下」が原因でした。

そこで本記事は、単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入後の後悔を抑える内容になっています。

• プロジェクターの購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心してプロジェクターを選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

実は、たった2つのポイントを意識するだけでプロジェクター選びを失敗する確率がグッと下がります。

その2つのポイントとは、

①目的に合わせたプロジェクターの種類を選ぶこと

②種類ごとに必要な機能・性能のある商品を選ぶこと

これだけです。「その種類がわからない！」と思う方も多いと思いますが、じっくり解説しますのでご安心ください。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• 使用するシーンと買うべき種類を決める
• 種類ごとに確保すべき性能・機能を把握する

これが失敗しないプロジェクター選びの最初のステップです。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください！

教員向けのプロジェクターは、下記2つの種類に分類することができます。

安価で持ち運びしやすいプロジェクターがいい場合はモバイルプロジェクターを・より性能のいいプロジェクターがいい場合はビジネス用プロジェクターがおすすめです。自分に合いそうな種類を選択してくださいね。

プロジェクターってそんなに重くなさそうだけどと軽く考えている方も多いのではないでしょうか。プロジェクターを選ぶ際には、重さも気にすることをおすすめします。

なぜなら、プロジェクターの中には10kgを超えるものもあるからです。小型と言われるモバイルプロジェクターでも300g〜2kgと幅広く展開されています。

おすすめなのは重くて7kg前後、軽くて1.5kgまでのものを選ぶことです。プロジェクターで最低限の機能を確保している機種のほとんどは7kg前後あります。軽くはないですが、機能面を落とす方が後悔しやすいので許容した方がいいでしょう。

モバイルバッテリーは軽いと300gのものがありますが、軽量すぎるものはバッテリーが電池式で輝度（ルメーン）が低くなりがちです。1.5kg程度であれば重さも性能・機能も安定しますよ。

コントラスト比とは画面の『一番明るい場所』と『一番暗い場所』の差で、この数値が大きいほどメリハリの効いた画面になります。1000：1であれば、1000倍明るいという意味合いです。コントラスト比が低すぎると、暗い画面が見えにくくなってしまいます。

最もラインナップが多く価格帯もスタンダード機種からハイエンドモデルまで幅広く発売しているメーカーです。

投影方式で採用してるメーカーが少ない3LCD式のプロジェクターを得意としています。3LCD式を選ぶならエプソン一択です。

また、品質が高く使い方も簡単でビジネス需要が高く、国内外販売台数シェアの過半数以上はエプソンが占めています。ビジネス用で探されているのでしたら、まずエプソンで探してみることをおすすめします。

おすすめのエプソンのプロジェクターは以下の記事でまとめられています。ぜひ参考にしてください。

アンカーは「家族の時間をより良いものに」というコンセプトでNebulaというプロジェクターシリーズを展開しています。

モバイルバッテリーの技術やBluetoothスピーカーの高い技術を生かし、モバイルプロジェクターが爆発的に売れた今大注目のメーカーです。

BenQは130カ国でPC周辺機器を展開する台湾企業です。製品は非常にしっかりとしており、高画質かつ高品質で、日本国内ではエプソンに次ぐ2番目のシェアを誇る人気メーカーです。

ラインナップ数はエプソンには叶わないものの、ビジネス用から家庭用まで幅広い機種が存在します。高輝度な短焦点モデルや高コントラストなシネマモデルがあるので、気になる方はぜひ確認してみましょう。

以下の記事ではBenQのおすすめプロジェクターを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

リコーは主にコンシューマ向けではなくビジネスユースを中心に展開しているメーカーです。

ビジネス用でもエントリーモデルは価格が安く、性能もいいため、初めてのプロジェクターでそこまで画質にこだわりはなく、プロジェクターならではの大画面を経験したいという方にもおすすめです。

リコーのおすすめプロジェクターをもっと知りたい方は次の記事を参考にしてください。

プロジェクターを使用して黒板に資料を映しだす場合は、色を意識しましょう。あらかじめ用意していた資料の色も、黒板に映すと本体の色彩と異なって見えます。そのため、見やすい色としては白が適しており、黒板のグリーンに映える色です。

視覚的授業に欠かすことのできない教員用プロジェクターについて紹介しました。これまでスライド機器の用意に時間を取られていた先生も、最新のICT機器で簡単に映像を準備できます。デジタルに慣れている生徒も興味を持ちやすく、すぐに慣れてくれるでしょう。