キャンプでも！屋外用プロジェクターおすすめ商品｜雨の日でも外で使うのは可能？

キャンプやアウトドアが好きな方なら「外で映画が楽しめたらいいのに…」と思う場合もありますよね。自宅や映画館とはまた違った大自然の中で、外で見る特別な体験ができたら素敵です。そんな願いを叶えてくれるのが、屋外で使用可能なモバイルプロジェクターです。

とはいえ、外で使うプロジェクターにも種類があります。有線で接続するものやワイヤレスでの接続が可能なもの、投影距離や重さに大きさなど、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

そんな疑問や不安を抱いている人は、この記事を読んでみてください。この記事では、屋外用プロジェクターの選び方やおすすめの商品、スクリーンの代わりになるものなどを紹介しています。また、プロジェクターに防水機能はあるのかについても解説します。

ここからは屋外で使用するプロジェクターのチェックポイントをご紹介します。屋外で使用する場合は先ほど紹介したポイントにプラスアルファが必要なため、こちらも覚えておいてください。

荷物になるため重くとも1kg以下を目安に！

プロジェクターを屋外で使用する状況となるとキャンプが筆頭ですが、当然荷物は軽い方がいいですよね。

モバイルプロジェクターは200g〜といった重量で商品が発売されています。もちろん、軽すぎるとバッテリーが小型で駆動時間が短い場合もあるため、軽ければ軽いほどいいとは言いません。

しかし、荷物が増えることを考えると、上限は1kgとしたいところです。ちなみに、500mlのペットボトルが約500gのため参考としてください。

見たい動画の再生時間をあらかじめチェック！

モバイルプロジェクターの連続稼働時間は、メーカー公称で1.5時間〜6時間程度と商品によってばらつきがあります。

もっともこれは、メーカー公称のため実動時間はさらに短くなると考えるのが無難です。外気温やネットワーク接続といった使用状態でも、さらにバッテリー駆動時間は影響を受けます。

となると、問題となるのは「動画の最後までバッテリーが持つか？」ですよね。どんなサービスや動画を見たいのか、スマートフォンに有線接続してオフラインで動画を見るだけかなど、使用状況をあらかじめ想定しておきましょう。

キャンプの夜間中に使用なら明るさは度外視でOK！

プロジェクターでよく問題になる明るさ(照度)。日中にプロジェクターを使用する場合は気にしなければなりませんが、夜間に使用するだけなら度外視でも問題ありません。

とくに、屋外で日中にプロジェクターを使用する場面は少ないかと思いますので、本記事では基本的に屋外用プロジェクターでルーメンは度外視でOK、とのスタンスで解説します。

特に重要視したいポイントを紹介しましたが、この他にもいくつかチェックしておきたい性能があります。映像が歪むのを修正してくれる自動台形補正機能、本体の熱暴走を抑えてくれる冷却ファン搭載、省エネ、静音タイプなどは必須ではありませんがあると便利です。プロジェクターを購入する際はチェックしてみてください。

Anker製品のモバイルプロジェクターは「NEBULA(ネビュラ)」から展開されています。「Anker」で培ったノウハウやバッテリー技術を受け継ぎながら、臨場感あふれる映像とサウンドを実現する技術をコンパクトなボディに搭載しています。

コンパクトなプロジェクターを探している方や、プロジェクターを持ち運びたい方におすすめです。

BenQ(ベンキュー)は、台湾を拠点とする電機電子メーカーです。オフィス向けから家庭用のプロジェクターについてもシネマ用やスポーツ観戦やゲームなどのエンタメ用まで幅広く展開しています。比較的手の届きやすい価格なのもポイントです。本格的なプロジェクターでコスパのいい製品を探している方におすすめのメーカーです。

中国四川省のメーカーで、中国のプロジェクターメーカーとしてはNo. 1の実力派です。Amazonに多い謎の中華メーカーとは異なり信用のある会社のため、アンカーやベンキューと並べる形で紹介できます。

現在Amazonで取り扱いのあるプロジェクターのうち、一番お手頃な商品が「MoGo Pro」の約6万円半ばの商品。Android TV 9.0搭載のフルHDで簡単に使用したいなら非常におすすめです。

ここからはプロジェクターを選ぶ上で、前提知識を解説します。編集部では実際にプロジェクターを購入した225名を対象に、アンケートを行いました。

「（プロジェクターの）購入自体を後悔したことあるか」に対して、全体の約7割にあたる153名が後悔してないと回答する結果に。

逆に「後悔した」と考えている3割程度の方の多くは「使用頻度の低下」が原因でした。

そこで本記事は、単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入後の後悔を抑える内容になっています。

• プロジェクターの購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心してプロジェクターを選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

実は、たった2つのポイントを意識するだけでプロジェクター選びを失敗する確率がグッと下がります。

その2つのポイントとは、

①目的に合わせたプロジェクターを選ぶこと

②必要な機能・性能のある商品を選ぶこと

これだけです。「その種類がわからない！」と思う方も多いと思いますが、じっくり解説しますのでご安心ください。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• 使用シーンを割り出す
• 必要な性能を理解すると価格帯も自動的に決まる
• スマホなどのデバイスとの接続方法をチェック

これが失敗しないプロジェクター選びの最初のステップです。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください！

2万円以下は夜＆暗い部屋専用で短時間バッテリーと割り切る

小型のモバイルプロジェクターは中華商品を筆頭に非常に多くのメーカーが参入しており、価格の開きが大きいです。しかし、実際に商品をよく見ていくと、モバイルプロジェクターの性能は二極化しているのがわかります。

※ちなみにモバイル用ではなく据え置きモデルなら、2万円以下でも実用的なさまざまなプロジェクターがあります

要するに、

• 使用状況が夜のみかつ、有線接続したスマホのYouTube動画の閲覧用
  →2万円以下のプロジェクターでもOK
  
  
• 使用状況が夕方〜夜、かつWi-Fiでストリーミングサービスで映画やドラマを見る
  →バッテリーも長時間必要なためそれなりに予算が必要

このようにパターン分けできます。

屋外用で探している場合、「その場にWi-Fiの電波がある場合」「キャリアの電波が繋がりやすい場合」「そもそもWi-Fiも電波もない状態」のいずれも想定しておくのが無難です。

例えば、「AndroidTVでNetflixにログインして使うから、スマホとの接続も不要で簡単」と思っていても、Wi-Fiやキャリアの電波がない状況では視聴できません。

その場合は、

1.あらかじめスマートフォンに動画をDLしておく
2.有線でプロジェクターとスマートフォンを接続

といった知識が必要になります。プロジェクター自体の性能も大切ですが、そもそも想定する使い方ができる状況かもお考えください。

上記対処ができるなら、わざわざAndroidTV搭載の高額プロジェクターを買わなくてもいい、ということにもなります。

モバイルプロジェクターは購入した後で、スマートフォンと接続するという方が多いです。しかし、いざ接続しようと思ってもケーブルも端子もよくわからない…となる場合も。

基本的には有線接続がおすすめで、プロジェクターのHDMI端子にケーブルを変換して接続します。

iPhoneの場合「Apple Lightning - Digital AVアダプタ」

高額にはなるものの圧倒的に純正品がおすすめです。純正以外では出力不可のVODサービスも確認されています。

Androidスマホ(USB-TypeC)の場合「USB Type-C・HDMI変換アダプタ」

Androidの場合は「純正品」というくくりがないため、比較的安価な商品も多く出回っています。

モバイルプロジェクターを外出先でWi-Fi接続(ミラーリング)する場合は、以下の環境＆デバイスが必要です。

• Wi-Fi環境
• ミラーリングアプリやシステムを有するスマートフォン
• Wi-Fi(ミラーリング)対応プロジェクターか、あるいはミラーリングデバイス
  
  

この3点が揃っていなければなりません。

もっとも、外出先で動画を見る場合は通信のデータ量が膨大になる可能性が高く、あまりおすすめはできません。またWi-Fi接続はNetflixなどのストリーミング再生が非対応の場合も多いです。

さらに、外でネットワーク接続するということは、バッテリーの消耗が大きいことも考慮しなければなりません。

もっと機能の意味を知って選びたい！

という方向けに、ここからは、これまで紹介しきれなかった細かな機能の解説をしていきます。

解像度についてより詳しい説明と、解像度の高いおすすめプロジェクターは以下の記事でより詳しく解説されていますので、ぜひ参考にしてください。

以下の記事ではおすすめの短焦点プロジェクターがまとめられているので、気になる方は参考にしてください。

せっかくプロジェクターを購入しても投影するスクリーンがないと意味がありません。スクリーンを持っていくのが理想ですが、スクリーンがなくても投影できるため、覚えておくと便利ですよ。

プロジェクターはキャンピングカーやテントの側面にも投影可能です。ピンと張られた状態のテントやキャンピングカーの側面ならm歪みのない綺麗な映像が見られます。中で見たい場合には天井に投影すれば寝ながら見られるので、優雅なひとときを過ごすのもいいですね。

外で見たいならバスタオルや布をスクリーンにするのもOK。ただ風で揺れると見づらくなってしまうため、木などにぶら下げしっかりと重しを載せて固定して投影するようにしてください。

屋外で使いたいなら自立型のスタンドがおすすめです。自立型は三脚などを使って床に立てるタイプのもの。シンプルなデザインですが、安定して鮮明な映像を投影できます。また、大きいサイズのものが多いですが、収納すれば片手でも運べるので持ち運びにも便利です。ですが、価格が高いところが少々ネックと言えます。

プロジェクターを使えばいつもとは違ったキャンプ時間が過ごせますが、屋外で使用するにはいくつか注意が必要です。ここでは、キャンプでプロジェクターを使うときに気をつけたい2点のポイントをご紹介します。

屋外でプロジェクターを使用するときは、突然降り出す雨に注意しましょう。標高が高いところでは天気の変化が起きやすいため、特に気をつけなければなりません。プロジェクター本体は防水仕様になっていないので、急な天候の変化に対応できるようにしておきましょう。

屋外で使用する機会が多い方は、プロジェクター用の収納ボックスなど利用するのがおすすめです。

誰もいない場所でキャンプをしている場合はいいですが、キャンプ場には他のキャンパーたちもいるはずですよね。夜遅くに大音量で使用すると周りの人たちに迷惑がかかります。最悪騒音トラブルで、楽しいキャンプが台無しになる場合も考えられるので、音量に注意しましょう。

キャンプなどのアウトドアシーンでも活躍してくれるプロジェクターについてご紹介しました。最近ではスマホやタブレットなどで気軽に映画を見られるようになりましたが、やはり大画面になると迫力が違います。ぜひ一度屋外でも使えるプロジェクターを使ってみてくださいね。