【天井設置】天吊りにおすすめのプロジェクター人気ランキング｜ダクトレールでDIYも

出力できる映像の大きさに対してプロジェクターはかなり小さいですが、部屋の真ん中に置いておくには少し大きくて邪魔ですよね。焦点の短いプロジェクターもおすすめですが、スクリーンの前にものがあると、どうしても視界に入ります。

プロジェクターを天井に設置して吊り下げできれば、普段からプロジェクターの置き場所にも困らず、1度正しい位置に設置すればその後の位置の調整も不要です。しかしプロジェクターの天井設置は非常に難易度が高く、個人ではなかなか手が出しにくいイメージがありますよね。

その場合には、シーリングライトに後付けできるダクトレールを使用すれば解決です。DIYが苦手な方も簡単に取り付けられますよ。この記事ではプロジェクターを自分で天井に設置する方法から、専門の業者紹介まで詳しく解説します。おすすめの天吊りプロジェクターも併せてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ここでは、天吊りプロジェクターのメリットとデメリットを解説します。導入を考えている方は、それぞれをしっかりと理解しましょう。

天井にプロジェクターを設置するメリットは、プロジェクターが邪魔にならず部屋がすっきりする点です。通常は部屋の真ん中辺りに台を置き、その上にプロジェクターを置きますが、その場合は台がどうしても場所を取り、邪魔に感じる方も多いはず。

しかし、天井にプロジェクターを設置するのであれば、台を置く必要がなく部屋のスペースの自由度が上がります。特に部屋のスペースが限られている方に天吊りプロジェクターはおすすめです。

天井にプロジェクターを設置するデメリットは、主に次の3つがあります。

• 1度設置すると、簡単に移動できない
• 配線を考慮した配置が必要である
• 天井に穴を開け金具を取り付けるなど、DIY初心者には難しい

1度設置を行うと、据え置き型のように簡単に移動ができなくなるので注意しましょう。投影の調整も、据え置き型に比べて手間がかかります。また、DIYで行う場合は、配線や取り付けなど、慣れていないと難しい作業も多いです。業者に頼むか、自身で設置を行うかは、しっかりと考えましょう。

ケーブル類をすっきりさせたいなら、無線タイプのプロジェクターがおすすめです。配線の数が少なくなるので、設置難易度が低くなります。プロジェクターの種類によって、動画視聴やゲーム向けからプレゼンや会議の資料閲覧向けなどの種類があるので、目的に合わせて選びましょう。

選ぶ際には、天井の耐荷重を必ずチェックしましょう。材質によって耐荷重が異なります。プロジェクターを選ぶ際には、その耐荷重以下のものを選ぶようにしてください。そして、天吊り金具もプロジェクター本体の重量に耐えられるものを選ぶのを忘れずに。耐荷重以上のプロジェクターを選んでしまうと、不意の落下事故に繋がり大変危険です。

プロジェクターは天吊りにすると、本体を反対にして取り付けるために映像が逆さまになってしまいます。そのため、設置後に上下画面反転設定が必要となります。やり方は、設定画面で設置スタイルを「天吊り」にするだけですが、この機能が未対応の機種もあるので、確認しておく必要があります。

ここからはプロジェクターを選ぶ上で、前提知識を解説します。編集部では実際にプロジェクターを購入した225名を対象に、アンケートを行いました。

「（プロジェクターの）購入自体を後悔したことあるか」に対して、全体の約7割にあたる153名が後悔してないと回答する結果に。

逆に「後悔した」と考えている3割程度の方の多くは「使用頻度の低下」が原因でした。

そこで本記事は、単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入後の後悔を抑える内容になっています。

• プロジェクターの購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心してプロジェクターを選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

実は、たった2つのポイントを意識するだけでプロジェクター選びを失敗する確率がグッと下がります。

その2つのポイントとは、

①目的に合わせたプロジェクターの種類を選ぶこと

②種類ごとに必要な機能・性能のある商品を選ぶこと

これだけです。「その種類がわからない！」と思う方も多いと思いますが、じっくり解説しますのでご安心ください。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• 使用するシーンと買うべき種類を決める
• 種類ごとに確保すべき性能・機能を把握する

これが失敗しないプロジェクター選びの最初のステップです。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください！

ここまでで紹介したプロジェクターの選び方を遵守しても購入を後悔する危険性があるのは、使用頻度を事前に把握してない方です。

先述の通り、プロジェクター購入者225名のうち、「購入自体を後悔したことがある」と回答した72名の理由の多くは「使用頻度の低下」によるものでした。

さらにそのうち31.9%は「起動や設置の手間が面倒に」「子供が飽きて使わなくなった」「テレビでいいやとなった」などを理由に、買って以降ほとんど使用していませんでした。

プロジェクターは数万円以上の高い買い物になる場合がほとんどです。本当に使うのか、その使用頻度に対していくらまで出せるか要検討しましょう。

解像度についてより詳しい説明と、解像度の高いおすすめプロジェクターは以下の記事でより詳しく解説されていますので、ぜひ参考にしてください。

以下の記事ではおすすめの短焦点プロジェクターがまとめられているので、気になる方は参考にしてください。

最もラインナップが多く価格帯もスタンダード機種からハイエンドモデルまで幅広く発売しているメーカーです。

投影方式で採用してるメーカーが少ない3LCD式のプロジェクターを得意としています。3LCD式を選ぶならエプソン一択です。

また、品質が高く使い方も簡単でビジネス需要が高く、国内外販売台数シェアの過半数以上はエプソンが占めています。ビジネス用で探されているのでしたら、まずエプソンで探してみることをおすすめします。

おすすめのエプソンのプロジェクターは以下の記事でまとめられています。ぜひ参考にしてください。

アンカーは「家族の時間をより良いものに」というコンセプトでNebulaというプロジェクターシリーズを展開しています。

モバイルバッテリーの技術やBluetoothスピーカーの高い技術を生かし、モバイルプロジェクターが爆発的に売れた今大注目のメーカーです。最近ではモバイル以外にホームプロジェクターも手掛けておりこちらも人気なので、ぜひチェックしてみてください。

BenQは130カ国でPC周辺機器を展開する台湾企業です。製品は非常にしっかりとしており、高画質かつ高品質で、日本国内ではエプソンに次ぐ2番目のシェアを誇る人気メーカーです。

ラインナップ数はエプソンには叶わないものの、ビジネス用から家庭用まで幅広い機種が存在します。高輝度な短焦点モデルや高コントラストなシネマモデルがあるので、気になる方はぜひ確認してみましょう。

以下の記事ではBenQのおすすめプロジェクターを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

ソニーは、テレビで培った高画質・高画素の技術を活かした映像の美しさが好評です。4Kに対応したビデオプロジェクターも取り揃えており、AV機器メーカーとしてのこだわりを感じることが出来ます。

難点はハイスペック・ハイグレードモデルが多く、価格が比較的高いということが挙げられます。また、実はラインナップはビジネス向けのプロジェクターが多く、高めの予算設定が必要になるので注意が必要です。

ソニーのプロジェクターをお探しの方は以下の記事がおすすめです。

リコーは主にコンシューマ向けではなくビジネスユースを中心に展開しているメーカーです。家庭用のラインナップはそれほど多くはありません。

しかし、ビジネス用でもエントリーモデルは価格が安く、性能もいいため家庭用での使用を検討できます。

初めてのプロジェクターでそこまで画質にこだわりはなく、プロジェクターならではの大画面を経験したいという方におすすめです。

リコーのおすすめプロジェクターをもっと知りたい方は次の記事を参考にしてください。

LGは高性能な家庭向けプロジェクターを多く展開しています。人気のモデルはバッテリー搭載かつ短焦点モデルが中心で、価格は比較的手頃なものから高級機までさまざまです。

プロジェクター自体にOSを搭載した機種があり、VOD(ビデオオンデマンド)サービスを接続機器無しで楽めます。映画中心で楽しむ方には特におすすめです。

LGのおすすめプロジェクターは以下の記事にまとめられています。ぜひ参考にしてください。

エイサーは家庭用の低価格プロジェクターはもちろんのこと、大画面投影タイプや光源の長寿命タイプなどさまざまなモデルを発売しています。

特に目を引くのは、プロジェクターの中で唯一『ゲーム専用』のゲーミングプロジェクターを発売していることです。ゲームを大画面でプレイしたい方はチェックしてみてください。

Aladdin Xはシーリングライトにプロジェクターを搭載した「PopIn Aladdin（ポップイン アラジン）」を発売しているメーカーです。一般的な家庭用照明の設備があれば、工事不要で天井に取り付けることができます。

Prime videoやNetflixなどの人気動画サービスやテレビなども見ることができます。プロジェクター用にわざわざ場所をとることもありません。価格は比較的お高めですが、ぜひ選択肢の一つにしてみてください。

プロジェクターを天吊りするためには、「配線アイテム」と「天吊り金具」が必要です。ここでは、配線アイテムの使い方や天吊り金具のおすすめ商品を解説します。

天井に設置したプロジェクターからコードがぶら下がってると、見た目が悪く視界の邪魔です。配線をきれいにまとめるために、配線アイテムを利用しましょう。DIYで行う方は、ダクトレール（ライティングレール）の使用がおすすめ。

シーリングに取り付けるダクトレール（ライティングレール）もあります。配線やネジなどは不要で、プラグをダクトレール（ライティングレール）のコンセントに挿すだけで電気供給ができるようになります。

また、コードを壁の中や天井裏に通す際にはCD菅もおすすめです。CD菅は、ケーブル類の保護管としてよく利用されています。CD菅コードを壁の中や天井裏に通すと、プロジェクターの設置にも幅が広がります。また、CD菅の太さは、余裕を持って直径36mm程度にしておきましょう。

天吊りプロジェクターの取り付け工事費はいくらかかるのか気になりますよね。そこで、工務店などの事業者に依頼した場合の相場について紹介します。工務店などのプロに依頼すると、30,000円くらいからが相場と言われています。もちろん天井や下地などの状態によって変動するので、あくまで目安です。

なお、スクリーン設置や電気配線工事が別途必要な場合は、さらに費用がかかる場合があります。平均的な相場は、LANケーブル配線工事が15,000円～30,000円程度、スクリーン設置が30,000円～となっています。こちらも目安なので、正確には見積もりを依頼しましょう。

メーカーの説明書にも記載がありますが、プロジェクターの天井吊り作業は十分な知識や技術を持った方が行う前提にしています。プロジェクター本体と天吊り取り付け金具を合わせると、10kgを超える重さになる場合もあり、何も知識がない方が安全に取り付けるのは、難易度が高いと言えます。

しっかりと取り付けを行わないと、機材が落下する可能性があるので、できるだけハウスメーカー・電気工事事業者・工務店などに依頼しましょう。プロジェクターの天井吊り工事を依頼できる業者としては、大手メーカーのリコーが挙げられます。お家での設置はもちろん、会議室やホールなどの大規模の取り付けにも対応しています。

賃貸の場合はまず管理会社に連絡し、天井に穴を開けてプロジェクターの天吊り設置が可能か問い合わせましょう。もしダメなら、ダクトレールを活用して、自作でプロジェクターを天吊りするしかありません。

ダクトレールを設置できる場所が、プロジェクター設置に適さない場合は、他の方法を考えましょう。たとえば、天井と床に木材などを突っ張らせる形で、天井に穴を開けないプロジェクターの天吊り方法もあります。

木材を動かないように突っ張らせて、木材にプロジェクター設置用の金具を取り付けます。高さの調整や安定性の確保が難しいため、設置のためには試行錯誤が必要です。DIYに慣れている方は、挑戦してみましょう。

以下の記事では賃貸でもプロジェクターを置くアイデアやおすすめのアイテムを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

PopIn Aladdin2は、プロジェクターを内蔵したシーリングライト。シーリングライトなので、引掛シーリングがあれば、賃貸住宅でも工事不要で天吊りプロジェクターを設置が可能です。

一般販売価格は税抜き99,800円と、一般的なプロジェクターと比較して大変高価ですが、導入するとご家庭で簡単に天吊りプロジェクターを実現できます。

天吊りのプロジェクターは、設置には手間や資金がかかります。しかし、1度設置すれば、据え置きで使うよりも快適にプロジェクターの利用が可能です。部屋で大画面で映像作品を楽しみたい方は、この記事を参考にぜひ導入を検討してください。